書誌情報
著者・訳者:パスカル・ボナフー著/ジャン
版型・ページ数:B5変型判・上製・192ページ
発行年:2014年03月16日
内容
城塞として建てられたルーヴルがどのような経緯で美術館になったのか。
《モナ・リザ》やフェルメールの作品がなぜルーヴルに所蔵されているのか。
収蔵品の管理やコレクションの収集、展示はどのようになされているのか―――。
鑑賞のために訪れただけでは見えてこない美術館のさまざまな顔を、
宮殿・芸術品・美術館の歴史をもとに、写真や絵画資料を多用しながら明らかにする。
※シャルダン、レンブラントなどの絵画作品のほか、ハンムラビ法典やサモトラケのニケなど、
収蔵品に関する15本のコラムも収録。
目次
ルーヴルへのご招待
1章 すべての始まりは城塞から
2章 宮廷の建設、《モナ・リザ》の購入
3章 階段が語る5世紀
4章 ルーヴル宮とテュイルリー宮の歴史
5章 野望から放置へ
6章 多彩な中庭
7章 ギャラリーとサロン
8章 宮殿を美術の神殿に
9章 王政復古と革命
10章 「大計画」の完成
11章 世界的な美術館
12章 天井が物語る歴史
13章 作品の展示場所の考案
14章 ルーヴル、夜、幽霊
著
パスカル・ボナフー(Pascal Bonafoux) 小説家、展覧会監修者、美術史家。パリ第8大学教授として美術史を講ずる傍ら、国際芸術都市の事務局長を務める。美術、特に自画像をテーマとした論考を多数著す。
訳
田中佳(たなか けい) フランス文化史専攻。ルーヴル美術館の創設史を研究。現在、徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部准教授。