アカデミー賞受賞トーリル・コーヴェ監督による
第17回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞受賞作が絵本に
あなたの糸はどこへつながっているの?
自分の人生を歩きはじめるすべての人へ
手をのばしてつかまえた1本の糸から、ひとりの少女の冒険がはじまります。
糸はどこへつながっていくのでしょう?
母になること、子どもと過ごす時間、やがて訪れる巣立ちのとき――。
アカデミー賞監督トーリル・コーヴェが、糸をモチーフに、
愛と自立、人生のつながりをあたたかくシンプルにえがきます。
セリフのない映像作品として発表された第17回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞受賞作が、
詩的な言葉をあたえられて絵本になりました。
※本書のアニメーション作品「スレッズ(Threads)」は、カナダ国立映画制作庁(NATIONAL FILM BOARD OF CANADA)の公式サイトで視聴できます。
https://www.nfb.ca/film/threads/
※常用漢字使用 ※すべての漢字にふりがな ※読者対象/小学校高学年から大人まで
作
トーリル・コーヴェ(Torill Kove)
1958年ノルウェー生まれ。アニメーション監督、イラストレーター、絵本作家。2006年。「デンマークの詩人」で米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。2014年に同賞にノミネートされた「モールトンと私(Moulton og meg)」は絵本『うちってやっぱりなんかへん?』として日本でも出版された。2018年、第17回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞を受賞した「スレッズ(Threads)」は音楽と映像のみで構成されており、その絵本が本書である。カナダ在住。
訳
青木順子(あおき じゅんこ)
1968年神奈川県出身。ノルウェーの大学に長期・短期で5 回留学。2000年からウェブサイト「ノルウェー夢ネット」を開設し、ノルウェーの情報発信を行う。ノルウェー語講師・翻訳・通訳・講演・語学書出版などを行っている。絵本の翻訳に『パパと怒り鬼 話してごらん、だれかに』(2011年、大島かおり共訳、ひさかたチャイルド)、『うちってやっぱりなんかへん?』(2017年、偕成社)がある。
・ウェブサイト「ノルウェー夢ネット」
https://www.norway-yumenet.com