書誌情報
著者・訳者:アラン・ポモー 文・絵 とき ありえ 訳
版型・ページ数:上製・46ページ
発行年:2008年11月01日
内容
8歳の少年アランの生活を通して綴られる、「テレビがやってくるまえ」の時代。
第二次世界大戦後、フランス・ヴィシー。
戦争の爪痕が残りながらも、よりよい明日への希望を抱いて、
人々は日々の暮らしを営んでいました。
日本の「昭和30年代」によく似たフランスの1950年代を、
8歳の少年アランの生活を通して綴ります。
❖ボローニャ国際児童図書賞 ノンフィクション部門 優秀賞受賞❖
文・絵
イワン・ポモー(Yvan Pommaux)
1946年、フランス、ヴィシー生まれ。美術学校エコール・デ・ボザールに通いながら、インテリア関係の会社でイラストレーターとして働く。その後パリで、さまざまな仕事を経験したのち、フランスの老舗出版社エコール・デ・ロワズィール社のイラストレーターとなる。1972年、イラストレーターとして独立。ポモーが執筆、デッサンし、妻のニコルがそれに彩色するという共同作業で数々の作品を生み出している。2004年、本書でボローニャ国際児童図書賞・ノンフィクション部門優秀賞を受賞。子どもの本やコミックの作家、イラストレーターとして活躍している。
訳
ときありえ
1951年、東京生まれ。ジャーナリストの父より多くの児童書を与えられて育つ。4年間パリに暮らし、パリ大学の文明講座に学ぶ。子育ての中で児童文学の創作を始め、『のぞみとぞぞみちゃん』(理論社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。創作に『ココの森の夢のおはなし』(パロル舎)、訳書に『黒グルミのからのなかに』(西村書店)、『ソフィーとちびレタス』(講談社)、『ペンギン絵本』(理論社)などがある。