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西村書店

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医学書を中心に芸術書、絵本、一般書を発行する総合出版社

水の継承者 ノリア

ISBN:978-4-89013-738-1

販売価格:1,650円(本体1,500円、税150円)

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書誌情報

著者・訳者:エンミ・イタランタ 著 末延弘子 訳
版型・ページ数:四六判・並製・304ページ
発行年:2016年3月14日

内容

水が尽きると、儀式は終わる。
静かな緊迫感をはらんだディストピア小説。
フィンランドの新進作家による、渾身のデビュー作!


スカンジナビア連合のはるか北部――
ニューキアン軍部の占領下にある村に暮らす少女、ノリア・カイティオは、父のような'茶人'になるために修行を重ねていた。
茶人は、ただ茶をたてるだけでなく、過酷な責任と使命を担っていた。
かつて町全体を潤していた天然の泉を――人知れず残された水の在り処を、秘密裏に守り続けていたのだ。

だが、水を隠すことは犯罪だった。
過去の資源や技術が失われた世界で、違法に水を得た者には厳罰が処せられる。
父が死んだあと、友人の窮状を救うため、日々水を運ぶノリアに、軍は疑惑の目を向けた。

水の検閲が強化されていくなか、細々と村人たちの抵抗は続く。
流れ続ける水への想いを抱きながらも追いつめられていくノリア。
水について学び得た知識と、手が届くかもしれない自由とのはざまで、人生を賭けた決断のときが訪れる。



●カレヴィ・ヤンッティ賞、テオス社ファンタジー・SF小説大賞受賞!
●2015年アーサー・C・クラーク賞、フィリップ・K・ディック記念賞等にノミネート
映画化決定/2021年公開予定(日本国内劇場公開未定)



●著者エンミ・イタランタ氏 来日決定!
●2016年9月25日(日)14:30−15:30 東京国際ブックフェアトークイベント『水の継承者ノリア』の著者が語るフィンランド文学 / 対談:末延弘子氏(訳者)
※ 終了しました。
●2016年9月29日(木)19:00−20:30 来日トークイベント / 対談:SF&ファンタジー評論家 小谷真理 氏(ジュンク堂書店池袋本店にて)
※ 終了しました。
●来日リリースが配信されました(2016.9.13.)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000010438.html


エンミ・イタランタ(Emmi Itäranta)
1976年生まれ。フィンランドの作家、コラムニスト。現在、英国のカンタベリーにあるケント大学に勤める。ドラマトゥルク、脚本家、演劇批評家、執筆家としても活躍し、フィンランドと英国のSF雑誌やアンソロジーに寄稿している。2012年、フィンランドで出版された本書は、若手作家に贈られるカレヴィ・ヤンッティ賞、およびフィンランドの大手出版社であるテオス社SFファンタジー小説大賞を受賞した。


末延弘子(すえのぶ ひろこ)
1975年生まれ。東海大学北欧文学科卒業、国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学情報センター(FILI)勤務。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド文学協会、カレヴァラ協会会員。レーナ・クルーンなどフィンランド現代文学の訳書多数。著書に絵本『とりのうた』。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞。

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