書誌情報
著者・訳者:アンヌ・プリショタ サンドリーヌ・ヴォルフ 著 児玉しおり 訳
版型・ページ数:四六判・424ページ
発行年:2015年7月
内容
〈逃げおおせた人〉をとりまく状況は、運命の時に向けて加速していった。
宿敵オーソンは、二つの世界の人々を抹殺し、生きる価値があると彼が判断した人間だけが生き残ることができる、エリート社会を作り上げようとしていた。
そのいっぽうで、エデフィアを守る星の破壊をもくろむ。
オクサと〈逃げおおせた人〉たちは、オーソンの狂った野望を阻止すべく、アメリカのワシントンD.C.、デトロイト、さらにはアマゾンへと舞台を移しながら、これまでで最も危険な最後の使命に挑む……。
大好評ファンタジーシリーズ、堂々の完結!
●フランスを震撼させたネオ・ファンタジーシリーズ(全6巻)。
YA大賞受賞(フランス レンヌ2012年)、児童文学賞(オーストリア ウィーン2012年)、W受賞!
作
アンヌ・プリショタ(Anne Plichota)
フランス、ディジョン生まれ。
中国語・中国文明を専攻したのち、中国と韓国に数年間滞在する。
中国語教師、介護士、代筆家、図書館司書などをへて、現在は執筆業に専念。
英米文学と18〜19世紀のゴシック小説の愛好家。
一人娘とともにストラスブール在住。
サンドリーヌ・ヴォルフ(Cendrine Wolf)
フランス、コルマール生まれ。
スポーツを専攻し、社会的に恵まれない地域で福祉文化分野の仕事に就く。
体育教師をへて、図書館司書に。独学でイラストを学び、児童書のさし絵も手がける。
ファンタジー小説の愛好家。ストラスブール在住。
訳
児玉しおり(こだま しおり)
1959年広島県生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒業。
1989年渡仏し、パリ第3大学現代フランス文学修士課程修了。
フリーライター・翻訳家。おもな訳書に『おおかみのおいしゃさん』(岩波書店)、『ぼくはここで、大きくなった』『みずたまのたび』(以上、西村書店)など。
パリ郊外在住。