書誌情報
著者・訳者:ラフィク・シャミ 著 松永美穂 訳
版型・ページ数:B6変型判・上製・320ページ
発行年:1996年04月10日
内容
ある日、御者のサリムは突然口がきけなくなってしまう。
人にとって言葉と物語の持つ大切さを、ファンタスティックな話で彩った短編集。
著
ラフィク・シャミ(Rafik Schami)
1946年シリア生まれ。1971年にドイツへ亡命し、外国人労働者によるドイツ語文学の先駆けとなった。『片手いっぱいの星』(岩波書店)はチューリヒ児童文学賞ほか8つの賞を受賞。シャミッソー賞の、第1回(1985年)では奨励賞、1993年には本賞に輝く。代表作は『夜の語り部』『蠅の乳しぼり』『ミラード』(以上、西村書店)、『愛の裏側は闇』(東京創元社)など。ドイツ語圏でもっとも重要な作家のひとり。作品は29カ国語に翻訳されている。